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  1. 大分市議会 2021-09-10
    令和 3年厚生常任委員会( 9月10日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年厚生常任委員会( 9月10日)                 厚生常任委員会記録 1.開催日時    令和3年9月10日(金)午前9時58分開議~午前11時5分散会 2.場所    第2委員会室 3.出席委員    委員長 足立 義弘  副委員長 川邉 浩子    委 員 牧  貴宏  委 員  穴見 憲昭    委 員 斉藤 由美子 委 員  馬見塚 剛    委 員 松下 清高  委 員  岩川 義枝    委 員 佐藤 睦夫 欠席委員    なし 4.説明員
      (福祉保健部)    斉藤福祉保健部長後藤福祉保健部審議監兼福祉事務所長、    宮下福祉保健部審議監安東福祉保健部審議監、    沖田福祉保健部審議監兼大分市保健所次長川野大分保健所次長衛生課長、    中宗大分保健所次長健康課長佐藤福祉保健課長佐藤人権同和対策課長、    山本長寿福祉課長田崎障害福祉課長秦生活福祉課長衛藤保健総務課長、    後藤保健予防課長佐田保健予防課政策監和田健康課政策監、    徳丸保健予防課参事田崎人権同和対策課参事大畑長寿福祉課参事、    尾島障害福祉課参事荒川衛生課参事大分動物愛護センター所長、    後藤福祉保健課参事小野保健予防課参事甲斐障害福祉課参事、    熊瀬障害福祉課参事佐藤生活福祉課参事小野保健総務課参事、    首藤長寿福祉課参事佐藤保健総務課参事牧衛生課参事 5.事務局出席者    書記 間部 滉之 6.審査案件等   【陳情】    令和3年陳情第1号 新型コロナウイルスワクチン接種実施に際しての公正な情報              提供と選択の自由に関する陳情       〔継続審査〕   【予算議案】    議第103号 令和3年度大分一般会計補正予算(第3号)      〔承認〕         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第4款 衛生費のうち保健所費   【一般議案】    議第111号 大分手数料条例の一部改正について(福祉保健部関係)                               〔承認(一部反対)〕    議第112号 大分救護施設等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改         正について                       〔承認〕   【報告事項】    ・大分市における新型コロナウイルス感染症に関する状況及び対応について    ・新型コロナウイルスワクチン接種について    ・その他                 会議の概要                              令和3年9月10日                              午前9時58分開議 ○足立委員長   おはようございます。ただいまより厚生常任委員会を開会いたします。  本日は傍聴者の方もおられるようですが、遵守事項に従って、静粛に傍聴していただくようにお願いをいたします。  それでは、まず、審査日程についてお諮りをいたします。  お手元に配付しております審査日程案のとおり、本日は保健福祉部、13日月曜日は子どもすこやか部審査を行いたいと考えております。なお、管内視察は、昨今の新型コロナウイルス感染症感染者数の推移を鑑み、行わないこととしております。  この日程案でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それではこの日程に従い審査を行いますので、よろしくお願いします。  なお、審査に当たって説明員は、関係者のみの出席を求めております。  本日は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、常時換気を行うとともに、執行部マスク着用を認めておりますので御了承ください。  執行部につきましては、発言の際は、大きな声ではっきりと発言をお願いいたします。  また、本日の審査について、保健所における新型コロナウイルス感染症への対応等の業務を考え、関連する項目の審査が終わり次第、退席していただこうと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、そのようにいたします。  ここで斉藤福祉保健部長より発言を求められておりますので許可をいたします。 ○斉藤福祉保健部長   貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。  足立委員長川邉副委員長をはじめ委員皆様方には、平素から福祉保健行政の推進につきまして、格別の御協力と御指導を賜り厚くお礼申し上げます。  本日委員の皆様に御審議いただく事項は、予算議案1件、一般議案2件と報告事項が2件です。  予算議案につきましては、議第第103号、令和3年度大分一般会計補正予算福祉保健部所管分についてですが、4款の衛生費につきまして、5億800万円の増額計上となっております。  一般議案につきましては、議第111号大分手数料条例の一部改正について、福祉保健部関係ほか1件となっております。  また、報告事項につきましては、大分市における新型コロナウイルス感染症に関する状況及び対応についてほか1件の御報告を申し上げます。  詳細につきましては、後ほど担当課長より説明申し上げますので、慎重御審議の上決定賜りますようお願い申し上げます。 ○足立委員長   それでは、審査に入る前に、委員会運営について確認しておきます。  初めに、自由討議についてです。委員の皆さんからの要求がある場合、または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査調査内容に応じ、自由討議の時間、執行部の方の退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。  議会基本条例において、議会は、議員の相互の自由な討議により議論を尽くして、合意形成を図るよう努めるとされております。委員会審査のより一層の充実を図るため、自由討議の積極的な活用をお願いいたします。  次に、反問権についてです。  委員の質問、政策提言等に関し、執行部委員長の許可を得て、反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようお願いをいたします。ただし、委員による新たな事業提案に対し、必要となる予算の組替えなどの数値的なものや、統計的な事項についての反問は原則としてその対象となりませんのでよろしくお願いいたします。  それでは、審査日程に従いまして、福祉保健部から審査を行います。  それではまず、継続審査となっておりました令和3年陳情第1号、新型コロナウイルスワクチン接種実施に際しての公正な情報提供と選択の自由の保障に関する陳情であります。  それでは、執行部からの補足説明に入りますが、報告事項②新型コロナウイルスワクチン接種ついては、本陳情に関連する内容と思われますので、併せて説明お願いいたします。 ○後藤保健予防課長   報告事項②の資料1を御覧ください。  まず1の接種券の発送についてです。接種券の発送については、表に記載のとおり全対象者に対しての発送が完了いたしました。今後、12歳を迎える方については、順次接種券をお送りすることとしております。2のワクチン供給状況についてです。4月9日の第1回目の到着分から9月12日までに合計で45万4,740回分、22万7,370人分のワクチンが供給されることとなっています。今後、9月13日から10月10日までの4週間のうちに、15万5,610回分のワクチンが供給される予定となっており、住民接種で使用するファイザー社製ワクチンについては、10月10日までに61万350回分、30万5,175人分のワクチン提供予定となっております。  3のワクチン接種状況です。  全年代の人口から見た状況ですが、国が公表しておりますVRS――ワクチン接種記録システムによる集計では、9月8日現在、大分市の人口から見ると、1回目の接種回数が21万5,504回、接種率は45.0%、2回目の接種は17万4,066回、接種率は36.4%となっています。なお、65歳以上の高齢者については、現在1回の接種回数が11万7,630回、接種率は89.7%、2回目の接種は11万3,617回、接種率は86.7%となっております。  4のコールセンター問合せ件数です。3月1日にコールセンターを開設し、市民の皆様からの問合せ予約受付を行っているところです。月別の件数は御覧のとおりです。9月6日に全年代において予約受付を開始いたしましたので、これ以降多く問合せをいただいております。  5の新型コロナワクチン接種証明書についてです。予防接種を受けた方で海外渡航の予定のある方を対象に、接種証明書申請を7月26日から受けております。9月8日現在で194件の申請を受け付けております。  右に移りまして、6の新型コロナウイルスワクチン接種キャンセル待ち申請受付状況についてです。  ワクチン接種に急遽キャンセルが出た場合に、余ったワクチンを有効活用するため、キャンセル待ち申請の受付を8月19日から開始いたしました。9月8日時点で申請件数は6,092件、キャンセル対応の実績は176件となっております。  7の今後の計画についてです。1番目の接種センター九州電力株式会社大分支店会場における夜間接種の開始についてです。働く世代のワクチン接種推進のため、平日の夜間接種を9月13日月曜日から開始いたします。接種時間等については、表に記載のとおりとなっております。  2番目の接種センター九州電力株式会社大分支店会場における予約枠拡大についてです。接種加速化を図るため、9月20日から予約枠を拡大いたします。平日は1日当たり240回を420回へ拡大します。土日についても、1日当たり240回から480回へ拡大いたします。12歳以上の接種対象者の約8割程度の方が11月末までに接種を完了できるよう、今後とも大分連合医師会の協力をいただきながら、予約枠拡大等について検討してまいります。  8の職域接種についてです。8月31日時点で承認された大分市内事業所のうち、公表されている事業所は15事業所となっております。既に接種が開始されている事業所等や、これから開示される事業所を含め、接種対象者は約3万人となっています。使用されるワクチンについては、モデルナ社製ワクチンとなっています。この職域接種が進むことにより、市民全体の接種加速化及び接種率の向上が図られることになります。  続いて2ページ目をお開き願います。  さきの令和3年第2回定例会委員会におきまして、令和3年陳情第1号新型コロナウイルスワクチン接種実施に際しての公正な情報提供と選択の自由の保障に関する陳情における説明において、松下委員から5番目の新型コロナウイルスワクチン効果について、厚生労働省審議会は、感染予防効果は実証しにくい、実証はほぼ不可能としていると記載されていることについて、審議会の記録について確認するよう指示を受けましたので、このことについて御報告いたします。  2ページ目の左上を御覧ください。左側には、令和2年10月2日に開催された第17回厚生科学審議会予防接種ワクチン分科会における資料の一部を掲載しております。左上の資料は、新型コロナワクチン有効性安全性については、海外で進められている臨床試験の状況などについての資料です。  その下のワクチン効果についてを御覧ください。ワクチン効果については、感染予防発症予防重症化予防の3つが記載されています。審議会での厚生労働省林予防接種室長の当時の説明では、真ん中の発症予防及び右の重症化予防については、ワクチン接種した方と接種していない方を比較する臨床試験において、発症者重症者の数を比較することで効果を測定できると説明しております。当時、行われている治験や大規模な集団において治験が行われている第3相試験等でも評価が行われるとの見解を示しています。  一方、左側の感染予防についてですが、感染予防効果は実証しにくく、臨床試験で確認する対象にはなりにくいとのことです。発症しない感染者が多数存在する新型コロナウイルス感染症は、臨床試験で実証することはほぼ不可能と考えられるとの見解を示しています。実際にワクチン接種者が増えた後、集団免疫効果が判明すれば、ワクチンにより感染させない効果があったことが明らかになるとのことで、大規模な接種後でないと判断できないとのことです。現時点の臨床試験では、感染予防効果については、実証はできないとの見解を示しております。右下の枠の中は、当時の厚生労働省林予防接種室長説明内容議事録から抜粋したものですので、御確認ください。  前後しますが、右上は厚生労働省ホームページに掲載されているQ&Aの抜粋でございます。ワクチン効果については、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、重症化を予防する効果が期待されています。効果持続期間や感染を予防する効果についても、研究が進んでいるとの回答がなされています。  その下の4行ですが、一部の国で実施された研究では、メッセンジャーRNAワクチン接種した人のほうが接種していない人よりも感染者の発生が少ないことを示唆する結果が報告されているとのことです。 ○足立委員長   説明がありましたが、これについて質疑、意見はありませんか。 ○斉藤委員   ワクチン供給状況についてです。供給の予定ということでしたが、ワクチンが届いてから数が予定どおりか分かるのか、事前にもう少し減るとかが分かるのか、どういう流れでこの予定数は供給されますか。 ○後藤保健予防課長   ほぼ確定ですが、ワクチンの納品については直前にしか納品日等の情報が送られませんので、そういった意味で予定とさせていただいております。
    足立委員長   ほかにありませんか。 ○穴見委員   幾つかありますが、接種券の発送についてです。12歳になる方は順次お送りしますとなっていますが、接種予約はもう開始されていますよね。開始はされているけど接種券は届いていないということでしょうか。 ○後藤保健予防課長   対象者が12歳以上となっており、現在、この事業が来年2月末までの事業となっております。誕生日を迎えた方につきましては接種券を発送しておりますが、例えば、現在11歳で10月に誕生日を迎える方とかはまだ接種券をお送りしておりません。もし、年齢前に誤って接種を受けたりすることで予防接種事故の起きる可能性もありますので、誕生日を迎えてから順次発送していきたいと思っております。 ○穴見委員   次に、接種センターである九州電力株式会社大分支店会場の拡大ですが、拡大されるのは非常にありがたいこととは思うのですが、予約枠が倍ぐらいになるのは接種してくれる医療従事者を増やしたから予約枠を増やせるということですか。 ○後藤福祉保健部審議監   予約枠を240回に減らしたのが8月です。ワクチン供給量が少ないことから、接種する回数を下げております。ワクチンの量が回復できたので、今の体制の医療従事者で420回に増やすことができます。また、10月以降さらに拡大することになれば、医療従事者あるいは看護師の増員が必要になってまいりますので、そのときは連合医師会と協議してまいります。 ○穴見委員   2回のワクチン接種を済まされた方で、陽性になった方はいらっしゃいますか。 ○後藤福祉保健部審議監   9月6日現在、2回接種して陽性反応が出た方は116人です。ただし、そのほとんどが軽症か無症状で、重症化の方はいらっしゃいません。こういったところからも、ワクチン接種による重症化予防の証明がされていると考えております。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○松下委員   先ほど斉藤委員から、10月までの供給状況ということでしたが、大分市の人口全体から見たときに、対象者に対するワクチン供給量は十分対応できるのか。あわせて、職域接種との関係で、十分対応できるのかどうか。それと職域接種について、現在は15事業所ということですが、希望していた事業所数はもう少し多かったのではないかと思うのですが、手を挙げている事業所が幾つあるのか。  それと、他市では職域接種を予定していたけども、モデルナ社製ワクチン供給が遅れたために、職域接種ではなく市民としてワクチン接種をしたと。そこで、職域接種の分のワクチンが余ったということで、一般の方に接種しようというところもあると聞いているのですが、本市ではどうなのかを教えてください。 ○後藤福祉保健部審議監   まず、1点目の対象者の件ですが、12歳以下は接種ができませんので、大分市の人口で対象者が約43万人となります。このワクチンの供給というのは、ファイザー社製の分であり、市が接種する分となりますので、43万人から既に終わっている医療従事者、あるいは職域接種対象者、さらに8月に県営の接種センターモデルナ社製ワクチン接種をした方などを除くと、約36万8,000人が対象となります。そのうち80%の方が接種した場合、約29万人、59万回分ということになりますので、予定数が61万回あれば59万回分は接種が可能と考えています。約8割程度が接種できる体制が確保できると考えております。  それから2番目の職域接種ですが、当初に比べると職域接種の承認が遅れたことにより、事業所数は減っております。  それから、今のところ各事業所から、モデルナ社製ワクチンが余ったので一般の方に接種するという報告は受けておりません。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○佐藤委員   ワクチン供給量に関しては、8割程度の接種を見込んでいて十分足りるとのことですが、10月11日以降にまたワクチンが入ってくることもありますか。 ○後藤福祉保健部審議監   国が計画で決めているのは、この10月10日のいわゆる15クールまでで、16クールにつきましては、具体的なワクチンの量は示されておりません。 ○佐藤委員   これは去年の10月2日の資料ということで、これから約1年経ちますが、特に変わった情報は出ていないということでよろしいですか。 ○後藤保健予防課長   厚生科学審議会分科会は定期的にされております。このときは、まだ薬事承認される前の段階で、そのような状況で、ワクチンについて、感染予防効果重症化予防効果発症予防効果について有効なのか、安全なのかという審議をされているときの議事録を掲載しております。その後、承認された後には副反応や有効性とかは定期的に議論されているところです。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○斉藤委員   項目にある遺伝子ワクチンに含まれるナノ粒子リスク等の部分について、ここの意味が少し引っかかるのですが、これは確かだったのでしょうか。 ○後藤保健予防課長   専門的な点につきましては、厚生労働省ホームページ等情報提供していただいています。 ○斉藤委員   厚生労働省ホームページに書いてあるということですか。 ○後藤保健予防課長   ナノ粒子リスク等については書いておりません。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○川邉副委員長   陳情の5番目ですが、市民の方が学校とか保健所事業所ワクチン接種済みであることを示さないことによって不平等や差別がないようにすることと書かれていますが、具体的にそういう苦情とか質問とかが保健所に寄せられていますか。 ○後藤福祉保健部審議監   こうした苦情等保健所には連絡等はありません。 ○足立委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   以上で質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。  討論はありませんか。 ○穴見委員   継続審査がよろしいかと思います。3月の委員会のときにも申し上げましたが、陳情者が不安に思われているということは重々理解できます。ただ、市の対応として、特段引っかかることはなく、十分に対応してくれていると思います。また、議会でも、懸念されることについては議論されており、引っかかるところはないと思います。  一方で、今後3回目のワクチンがどうだという話も聞こえてきますし、そういった意味では、もっと様子を見たほうがいい部分もあろうかと思いますので、継続審査がよろしいのではないかと思います。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○松下委員   同様に継続審査です。ワクチン接種が進んでいっています。今から若い世代の方にもワクチン接種が進んでいくことによって、副反応とかを含めたいろんな科学的知見というのが蓄積していくのではないかと思っています。今、穴見委員がおっしゃったように私どもも、特にメッセンジャーRNAワクチンといった部分については、よく分からないところもあるので、そういった実績を踏まえ、様々な状況を蓄積しながら情報をいただいて、そのことによって陳情者が心配されることは十分理解できますが、今時点では、陳情者が言われるようなこともなかなか難しいということも含めて、継続審査ということでお願います。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○岩川委員   私も今の段階では継続審査と思います。国の基準を基本にして動いている以上、やはりそごが出てくるとまずいという気がしますので、現段階では継続審査がよいかと思います。 ○足立委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、本件は、これまでの意見を集約いたしますと継続審査を求める意見のみでございます。本件は継続審査とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   御異議なしと認めます。  本件は継続審査といたします。  それでは、予算議案審査を行います。  議第103号、令和3年度大分一般会計補正予算(第3号)、第1条、歳入歳出予算の補正、歳出、第4款衛生費のうち保健所費審査を行います。執行部説明を求めます。 ○衛藤保健総務課長   〔説明書② 12ページ、第4款衛生費のうち保健所費について説明〕 ○足立委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。 ○松下委員   まず、抗原検査センターの設置の財源については、全額一般財源という理解でよろしいでしょうか。 ○衛藤保健総務課長   現在この予算については、一般財源で組んでおります。この事業につきましては、国の臨時交付金対象になると考えております。4月の臨時会での財務部長による答弁でもありましたが、国の臨時交付金対象になると考えておりますので、今後、全国市長会等を通して、財源の確保について取り組んでまいりたいと考えております。 ○松下委員   財源問題はこれまでも何回か話をしていると思うのですが、非常に先進的な取組だと思っていまして、私も全市民を対象にしたらどうかという提案をして、事実上、そうなっていると思っています。  そのことによって、無症状の方などの陽性者を発見でき、感染拡大防止に非常に効果があると思っています。これまで主張してきましたが、大分市のこの事例を全国的な先進事例ということで、積極的に全国市長会などを通じて提案をしていただくことによって、緊急事態宣言地域、あるいはまん延防止等重点措置等の地域などを含めて、やっぱりやるべきだということを、意見として国や県に上げていただきたいと思います。そして結果的に財源は臨時交付金などということではなくて、きちんとした対策費として計上できるようにということでお願いしておきたいと思います。  あと、これも何回か質問しましたが、商工労働観光部関係飲食店であるとか、そういった方の検査についても抗原検査センターを使って行っていると思います。現状、他部局の関係なのでどこまで分かるか分かりませんが、予算計上をされているのか教えてください。  それと、次から次に変異株が生じています。今日は、ミュー株やラムダ株とか新たな変異株が次から次に出るのは仕方がないと思うのですが、抗原検査キットで変異株の検査といった部分が確認できるのかを危惧しています。 ○衛藤保健総務課長   まず1点目の商店、飲食店関係の方の検査に係る予算についてですが、当初は、県外から来られた方ということでこの事業を始めまして、その後、商店、飲食店関係の方々の要望の方を含めて市民の方もということで取り組んでいます。  その予算については、当初商工労働観光部で別途予算を組む予定ではありましたが、その当時、件数も当初見込んでいた1,000件以内で収まっていましたので、予算的には福祉保健部で持っている予算の中で動けるという判断の下、その予算の中で合わせて計上しております。  抗原検査キットにつきましては、確かにミュー株やカッパ株という話がありました。デルタ株については感知、対応ができると聞いておりますが、その後の新しい変異株については、確認させていただきたいと思っております。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○斉藤委員   抗原検査センターで、やはりすごく感染者を抑えられていると思います。県内の感染者数に応じて抗原検査センターの延長とかを決められている気もするのですが、緊急事態宣言がこれだけ延長されている以上は、やはり水際対策としてなくすわけにはいかないと思いますし、変異株もありますので、やはりしばらくは続けるという基本姿勢でやっていくべきではないかと思います。1週間、2週間という形でやっていますが、県外から来られる人を止めるという意味では、しばらく継続するということでやっていただきたいと思いますので要望しておきます。 ○足立委員長 
     ほかにありませんか。 ○松下委員   治療費の関係で確認です。一般質問などでも出ましたが、大分市の陽性者については、自宅待機やホテル待機とか県との関係で調整をしているとのことですが、大分市においては、自宅待機の方については、子供の関係者とか、いわゆる養護を必要とする方限定で、ほかの地域では、入院先がないとか、そういうことによって自宅待機を余儀なくされているという状況があるのですが、本市においてはそういうケースはないのか教えてください。  それと、感染の早い段階での抗体カクテル療法が非常に有効であるとのことですが、そのことによって治療薬が不足をしている可能性も出てきているのでしょうか。本市の場合では、そういった抗体カクテル療法を必要とする治療薬が確保できているのか、どうなのか。医療機関から不足しているという情報がないのか、教えてください。 ○後藤保健予防課長   自宅療養者につきましては、先ほど委員がおっしゃられたように、基本的には子供やペット等がいて、預け先がない方につきましては自宅療養です。入院調整までに1日から2日を要します。入院や宿泊療養施設に入る場合、その間自宅にいらっしゃる方もおります。基本的には入院とか入所できなくて自宅にいるという方はいません。  それから抗体カクテル療法の薬剤の関係については、我々にはそういう声はいただいておりませんので確認できかねます。 ○足立委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは質疑を終結いたします。  次に、討論に入ります。  討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、一般議案審査を行います。  議第111号、大分手数料条例の一部改正について(福祉保健部関係)の審査を行います。  説明を求めます。 ○衛藤保健総務課長   議案書の議111の1をお開きください。大分手数料条例の一部を改正する条例の下段の別表第2の14の項が福祉保健部関係になります。説明は別途お配りしております、A4縦の議第111号大分手数料条例の一部改正についてを使用して説明いたします。  本条例は、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律及び同法施行令の改正に伴い、本条例の別表第2中の規定の項にずれが生じたことから、規定の整備を行おうとするものであり、金額・要件等の変更はありません。  同法の改正につきましては、国民のニーズに応える優れた医薬品、医療機器をより安全・迅速・効率的に提供するとともに、住み慣れた地域で患者が安心して医薬品を使うことができる環境を整備するため、制度の見直しを行うものであります。  改正項目は、別表第2の14の項、第13号事務の欄中の第1条の5第1項を第2条の3第1項に、第14号事務の欄中の第1条の6第1項を第2条の4第1項に改めるものであります。  施行日は公布の日からとなっています。 ○足立委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、意見、質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは以上で質疑を終結いたします。  討論はありませんか。 ○斉藤委員   福祉保健部門は特に反対しませんが、マイナンバーの部分とセットになっていますので議案そのものには反対いたします。 ○足立委員長   それでは、本案は一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   本案は、一部反対意見がありましたが、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第112号、大分救護施設等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についての審査を行います。執行部説明を求めます。 ○秦生活福祉課長   お手元の議案の議112の1ページを御覧ください。  本件は、本年3月31日、生活保護法第39条の規定に基づき定められた厚生労働省令「救護施設、更生施設、授産施設及び宿泊提供施設の設備及び運営に関する基準」の一部が改正されたため、本市に該当施設はありませんが、省令との整合性を図るため所要の改正をするものです。  今回の改正内容はいずれも国の基準省令と同様でありまして、第7条の2を新設し、こちらで適切なハラスメント対策について規定、第7条の3を新設し、感染症や災害の発生時における業務継続計画等について規定するものです。  次のページをお開きください。第23条第2項に1号、2号、3号各号を新設し、感染症及び食中毒の発生予防及び蔓延の防止等について規定するものです。  以上の3点の改正でございます。 ○足立委員長   ただいま執行部より説明がありましたが、質疑、意見はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○足立委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  福祉保健部関係の付託案件の審査を全て終了しました。  ここで、執行部より報告事項の申出がありましたので、報告事項説明を受けたいと思います。  なお、報告事項②新型コロナウイルスワクチン接種についての報告は既に受けましたので、その他の報告事項お願いします。  それでは、①大分市における新型コロナウイルス感染症に関する状況及び対応について報告を受けます。 ○後藤保健予防課長   まず、1の感染者の発生状況についてです。  陽性者数ですが、9月8日現在で大分市を含む大分県で7,602人となっています。6,831人の方が退院され、71人の方が亡くなっております。そのうち大分市については、4,021人の陽性者が発生し、3,432人が退院され、35人の方が亡くなっております。  次に2の、大分市民のPCR等検査人数及び陽性者数です。  青色の棒グラフが検査人数、赤色の折れ線グラフが陽性者数を表しています。検査数についてでございますが、昨年の12月から今年2月にかけての第3波では、1月に7,713人で、今年の4月から6月にかけての第4波では5月に1万2,759人でした。7月から8月にかけての第5波では8月に1万6,545人と過去最高の検査数となっています。  民間検査機関への委託検査や医療機関の検査体制の充実により対応しているところです。陽性者数につきましても8月が過去最高となっており、1,751人となっております。  一番下の棒グラフを御覧ください。昨年3月からの日ごとの陽性者数を表しております。第4波では5月14日の56人が最高となっております。第5波については、下の右の図の7月以降の陽性者の推移を御覧ください。だいだい色の折れ線グラフは大分県全体を、青色が大分市の陽性者数を表しています。大分市は、7月27日までは4人以下で推移してきましたが、徐々に増加し8月12日以降、急激に増加し、8月20日には最高の118人となっております。その後は100人程度で推移しており、今週は30人台で推移し、9月8日は34人となっております。  感染経路としては、仕事や帰省等による県外由来や、お盆で親族との会食を通して家族内感染へと広がっている事例が多く見られました。また、学校、放課後児童クラブ、高齢者福祉施設、職場などで、7月以降、17件のクラスターが確認されています。  体制の強化につきましては、これまでも部内及び部局を越えた応援体制を構築するほか、保健師や看護師など専門職の外部人材を活用し体制を整備してきましたが、第5波発生時においては、デルタ株による感染の急拡大により業務が大幅に増大したため、さらに部内外から事務職員を含む応援体制を構築したほか、令和3年8月21日付で兼務異動による保健師5名、9月1日付で事務職員1名を追加配置し、体制強化を図ってきたところです。また、積極的疫学調査や接触者健診等に外部人材を活用するなど、体制の強化を図りながら感染拡大防止に努め、何とか乗り切るよう努めていることころです。  右側の3、大分保健所に寄せられた相談についてです。  陽性者数の増減に伴い相談件数も増減しております。第4波では5月に4,758件となっておりますが、8月はこれまで最高の6,894件となっております。  主な相談内容は治療や受診に関する相談となっており、今は抗原検査センターに関する問い合わせも寄せられております。  こちらも、保健師や看護師など専門職の外部人材を活用し対応を図っております。  必要な人員については、その時々の感染状況等に大きく左右されますことから、今後も業務量を見極めながら、必要に応じて職員の追加配置や部内、部局を超えた応援体制の構築、外部人材の活用を図るなど、保健所の体制強化に努めてまいります。 ○衛藤保健総務課長   続きまして4番、PCRステーションについて説明いたします。  PCRステーションの状況につきましてはこれまでも御説明させていただいておりますが、特に唾液検査については、今年度から唾液検体のみで実施しています。やはり5月の第4波、8月の第5波の際には、医療機関からも検体の採取依頼をされることが多くなっております。  続きまして、2枚目のA4の資料、5の大分抗原検査センターの状況についてです。だいぶ期間が延びましてグラフが見づらくなっておりますが、開始当初2度ほど1,000人を超えた日もありましたが、グラフの右側、8月5日から27日まで間、1,000人を超える状況となりました。  その傾向として、8月5日から16日までは帰省客等の県外移動者の割合、グラフでは青いグラフのほうが多かった状況です。17日からは、商店・飲食店関係の市内在住の方、グラフでいうとオレンジ色のほうの受検者の割合が多くなっております。この市内の方の受検の傾向は、大分市の陽性者の発生状況とリンクする形で、大分市の陽性者が増加したことから心配になり、あるいは身近に陽性者が出たというようなことから受検されているものと思います。  グラフの下には9月8日現在のセンターの受検者数を示しております。  続いて(2)、抗原検査センターの出張所の状況です。  8月13日から延長を重ねまして、9月14日までの予定で実施しております。  下段に9月8日現在の検査状況をまとめておりますが、3か所のこれまでの合計につきましては7万9,073件、そのうち74件の陽性者が出ております。検査数としては、明野、稙田、鶴崎の順で多くなっていますが、陽性者の発生につきましては、明野、鶴崎、稙田の順であります。  この出張所の設置についてですが、現在は9月14日までと資料には記載しておりますが、昨日県のほうが時短・自粛の要請を9月26日まで広げたことによりまして、大分市もこの出張所につきましては26日まで延長いたしたいと考えています。 ○足立委員長   ただいま執行部より報告がありましたが、委員の皆さんから質問はありませんか。 ○斉藤委員   1枚目の2番についてです。PCR検査を受けると、当然ながら陽性者が出てくるのですが、PCR検査の数が減っているというのはどう考えたらいいのでしょうか。要は受診した方が減っているからということになるのですか。 ○後藤保健予防課長   6月、7月とかのPCR検査数が減っているということでしょうか。 ○斉藤委員   要はPCR検査に行く要件というのはもちろん全然変わっていないとは思いますし、病院から行った方々の数ということだと思うのですが、その数自体が減っているという感じではありますか。 ○後藤保健予防課長   陽性者が減ると濃厚接触者等が減ってきますので、そういう方々の検査件数が減ってくるので、陽性者と比例した形で検査も減ってくるという形になっています。 ○足立委員長   ほかにありませんか。
    松下委員   今のPCR検査の関係で、先ほど変異株の抗原検査キットについてお聞きしたのですが、県も含めて、PCR検査について変異株の動向というのでしょうか、おそらく国立感染症研究所などに送らないと分からないのかと思いますが、現状として変異株が発見されているのかどうなのかと今後の対応をどうされるのか教えてください。  それから、一般質問でもあったのですが、いわゆる濃厚接触者等に対する積極的疫学調査についての考え方を改めてお聞かせください。  それともう1点は、相談件数の中で、実は私の知り合い人の子供が陽性者になって、嗅覚異常や味覚異常という状況になっているようですが、そういった方など、特に若い女性の後遺症がひどいという話を聞くのですが、そういった相談があるのか、あるいはそうした場合の対応をどうされているのかお聞かせください。 ○川野衛生課長   変異株の関係でございますが、大分市では、変異株かどうかを確認するためのスクリーニングをやっております。現在、多いのはアルファ株からデルタ株へ移行している状況です。実際に先ほど委員がおっしゃったように、最終的にアルファ株とかベータ株とか、どの株なのかというのは、国立感染研究所以外では分かりませんので、そちらに送って状況確認をしています。  今後につきましても、新しい株ができておりますので、それは国からの指示に従いながら対応していきたいと考えております。 ○後藤保健予防課長   疫学調査の今後の進め方ということになろうかと思いますが、第5波では陽性者が急拡大しましたけど、いろいろ応援体制を組む中でやっておりますが、今後も有症者は引き続き同様にやっていく方向でございます。  そして、相談内容について、保健所に相談が寄せられた場合は、医療機関へつなぐ方向で行っております。 ○松下委員   要望ですが、職員の体制ということで、他部局から応援とかいろいろされているというのは十分承知していますけども、第5波の状況を見ると非常に大変な状況であるので、やはり過重労働にならないように、十分な配慮をお願いしたいと思います。  もう1点は、新型コロナウイルス感染症に関して、科学的知見に基づいた正しい情報提供お願いしたいと思います。しかし、これは独自にやってくれということではありません。今言ったように職員の負担につながることは避けたいと思っていますので、既に厚生労働省の情報にリンクするなどされているかとは思うのですが、ワクチンに関して不安を抱いている若い方、妊産婦の方とかに、いろんなツールを使って正確な科学的知見についての広報をしていただきたいということを要望します。 ○足立委員長   ほかにありませんか。 ○佐藤委員   先ほどスクリーニングで変異株の疑いがある検体を国立感染症研究所に送るということでしたが、この結果はどのぐらいで分かるのですか。 ○川野衛生課長   この結果につきましては、全国の感染状況によって変動します。非常に多いときにはなかなか時間がかかります。少なければ早く分かるということで、何日ということはないのですが、何週間の単位でかかっているのが事実でございます。 ○足立委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは質疑を終結いたします。  以上で本日予定しておりました審査は全て終了いたしました。  執行部からその他で何かありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○足立委員長   委員の皆様さん、最後に何かありませんか。 ○松下委員   非常に今気になっているニュースが出ていて、いわゆるRSウイルスの蔓延ということですね。全国的に見ると、季節外れのようですが、増えているということが言われています。大分市の状況は分かりますか。 ○佐田保健予防課政策監   今年のRSウイルスの感染はかなり増加をしておりましたが、ここ7月、8月は下降ぎみ、今は注意を喚起するほどの状況にはないと思われます。 ○松下委員   若干、安心しましたが、非常に新型コロナウイルス感染症の肺炎とかに症状が似ているので難しいかと思うのですが、両方を含めた予防をお願いします。おそらく今からまた増えてくる可能性もあると思いますので、そちらのほうも気をつけてもらうような啓発をお願いしたいと思います。 ○足立委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○足立委員長   それでは、最後に月曜日の確認をいたします。月曜日は午前9時半から議会運営委員会が開催されますので、その終了後、案内の放送がありましたら集合をお願いいたします。  これにて本日の委員会を終了いたします。お疲れさまでした。                              午前11時5分散会...